神奈川県小田原市
エンジン試験施設
市の開発条例、危険物取扱申請などの厳しいハードルをクリア
建物概要
業種 | 自動車関連開発事業 |
用途 | 試験場、事務所 |
建設地 | 神奈川県小田原市 |
延べ面積 | 試験棟 955.50㎡ 事務棟 844.43㎡ |
構造 | 鉄骨造 |
竣工 | 平成30年4月 |
お値打ちな理由
愛知県が本社のとある企業様からのご依頼で関東に進出したいとのことで、神奈川県小田原市に工場建設のお手伝いをさせて頂きました。こちらの企業様は自動車関連企業で以前からお付き合いをさせて頂いており、こちらの案件以前に3棟程、工場建設に関わらせて頂いております。
今回の案件は敷地選定から関わらせて頂き、現場調査、関係機関との事前交渉などを行いお値打ちに敷地購入をすることが出来ました。(草むらの写真が初めて現場を訪れた状況です。)
お値打ちの理由として敷地内には4mの高低差があり建物が建設出来る平地が二段に分かれている特殊な敷地状況で、この段差をどの様に活かすかが課題となりました。
高低差の解消
こちらの企業様は工場と言っても特殊な工場でエンジン試験等々を行う試験施設がメインの建物となりその他に事務棟が必要で2棟建設する運びとなりました。その辺りを考慮して二段敷地の高い側に試験施設を計画する事となりました。
理由としては高い敷地の裏手には山林があって音が防ぎやすいのとセキュリティの面についても有利だったからです。低い敷地側には事務棟を計画し、事務棟から試験施設への動線は渡り通路を計画し課題であった高低差を解消する事が出来ました。
申請のハードル
今回の案件は建築確認申請前に、小田原市開発条例、危険物取扱申請などの厳しいハードルがありました。特に小田原市開発条例には苦慮させられ、許可を頂くまでに2か月掛かりました。
それと危険物取扱申請も数々の事前協議を重ねて申請に至りましたが今となっては貴重な経験をさせて頂いたと思っています。
この案件は多くの方々のご協力のお陰により数々のハードルを越えることが出来、無事に竣工を迎える事が出来て、お客様から喜びの声を頂き苦労が報われることが出来ました。